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雑多にまとめる語り場

2019.08.07

ギャラリーとブックストアを互い違いに楽しめる【LIBRIS KOBACO】

2019年7月29日、
大手門に新しくギャラリーがOPENしたという噂を聞きつけて
さっそく覗いてみることに

「このビルって聞いたけど…」と思いつつ
目の前に立ちはだかるのは入ったことなんてもちろんない
こぢんまりとした、その名も「田中ビル」



ビルの1FにあるTWEENER COFFEE SHOPさんには
何度か来たことはあるけれど、
今日お邪魔するのはこちら



そう、この階段をのぼっていきます
でもよくよく見てみると
なんだか階段もおしゃれな感じ



最初の踊り場に
ちょうどいま開催している写真展のフライヤーを発見

よかった、ここで間違いない!
なんて思いながら意を決して4階までズンズンのぼっていくと

 

入り口から雰囲気満点の
LIBRIS KOBACOさんに到着です

 

 

そんなに広くはないけれど
なんだか心地の良い開放感

コンクリ打ちっぱなしの壁に土間
そして片隅にある木の床が目を引きつつも
空間をぎゅっと良い味にしてくれている印象

 

 

「本と写真」をコンセプトにした
ブックストア&ギャラリー【LIBRIS KOBACO】は
ギャラリーと本屋の顔を互い違いに見せてくれる
遊び心にあふれた場所

今はちょうど「中村健太写真展」を開催中で
しっかりとギャラリーの顔を見せてくれました

9月29日まで開催の写真展が終わると
今度はしばらくのあいだ本屋さんに様変わり

店主のミサさんがセレクトする
写真集を中心とした本に出会えるんだそう

 

「LIBRIS」はラテン語で「紙片」のこと

写真も本も、元々はただの「紙片」
でもそこに写し出される瞬間を、私たちは感じることができる

せっかくだから心地のいい場所で好きなことをしたい
最近どんどん数が少なくなってきているギャラリーを
この場所でやってしまおう!

そう考えたミサさんはすぐに
信頼できる、大好きな、才能のある友人たちに声をかけ
この夏、ここ大手門で【LIBRIS KOBACO】をオープンしました

「みんながいろんなかたちで携わってくれた」という
【LIBRIS KOBACO】さんのロゴは
カリグラフィーアーティストの高澤直美さんが手がけたそう

窓(frame)から見える木の枝をイメージされていて
まるで風景を切り取って見せてくれているようです

 



そうそう、
さっき少しだけふれたこの木の床

実はミサさんが
田中ビル全体のリノベーションに携わっていて
そのときに出てきたもの

出てきたときは今風の床シートが貼られていたけれど
「これって素敵なんじゃないかな」と感じ
きれいにして色を塗り直し、さらにあえてすこし削ることで
この空間にぴったりの「ちょうどいい感じ」に

古いものを全て壊して新しいものに取っ替えるんじゃなくて
たとえばこの床があったということは
この床の上で生活をしていた人がいるということ
そういうものを大事にすることを心がけている、というミサさん




4色展開のショップカードも
思わず集めたくなっちゃいそうです

 

 

実は箱崎で毎週日曜日だけひっそりオープンする
秘密のカフェ【Haco.cafe】もされているミサさん

「KOBACO」には、そんな箱崎への想いと
ちいさな空間「小箱」の意味が込められています

ギャラリーで購入できるパウンドケーキは
そんな箱崎にあるGinger BAKESHOPのもの

 



現在開催中の「中村健太写真展」は
2019年9月29日まで

ぜひゆっくりとお越しください!

 

中村健太 写真展

2019.7.29(mon) – 9.29(sun)
13:00~19:00
入場無料
※休廊日:月~水曜日

 

一度見たら忘れられない
「なにげない日常の中にある、ふとしたアンバランスさ」を表現しながらも 楽しくてポジティブでそして美しい写真達。 

写真ってきっと難しく考えるものでは無く、 技巧的な風景の美しさを切り取るものでも無く、 きっと人に褒められることが目標でも無い。
中村健太さんの写真はそう感じさせてくれるのです。 
(→ 続きはこちら

 

 

写真と本、ギャラリー【LIBRIS KOBACO】
福岡市中央区大手門3丁目2-26 田中ビル 401号室

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