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雑多にまとめる語り場

2019.11.28

ガチンコ★ふりかえるアポロシアター 秋の夜長の特別編「銀瓶さんがやってくる」

10月4日(金)落語家の笑福亭銀瓶さんをお招きした今回のガチンコ★アポロシアターは、落語家による落語を聞く……のではなく枕バナシ!

ご来場いただいたのは定員ぴったしの30名!満員状態でした。

WMK渡辺さまにナビゲートいただきながら、会は進んでいきます。

美味しい日本酒・おつまみとともに、まずは乾杯!

ほろ酔いながら聞くお話に笑いが止まらない!会場は終始にぎやかな笑い声が響いていました。
ちなみに、今回レポートを書くのは新人スタッフの東です。
この日は、アポロデザインで働きだして2日目。右も左も分からないまま、落語の世界へといざなわれたのでした――

笑福亭銀瓶さんは、テレビでもおなじみ笑福亭鶴瓶師匠のお弟子さん。
まずは自己紹介から始まったのですが、ここで「初めて聞いた落語が銀瓶さん」というお客さんが!初っ端から大盛りあがりでした。

ところで、今回のテーマである落語の「まくら」をご存知ですか?
「まくら」とは、落語の演目をはじめる前の、ちょっとした小噺のことです。
普段の会話でも、まずは挨拶や世間話から始めることがほとんどだと思います。落語も同じで、いきなり演目が始まってしまうとお客さんはびっくりしてしまいます。高座がはじまって、まず会場の心を掴むしゃべり。演目の前にお客さんとお友だちになろうという時間こそが「まくら」です。

「まくら」の説明の後は、いくつか実例を。
今日ここに来るまでのタクシーでのエピソードや、家庭の話、また古典的な小噺など「まくら」をたくさん浴びました。
個人的には銀瓶さんの、説明→実例の話にいく流れのスマートさが印象的でした。

まくらには2種類あります。
1つは古典的な「小噺」とよばれるもの。1つはオリジナルのネタ。
古典的な、あらかじめ作られた話だけでなく、オリジナルの話もあるのですね!
初めて行く場所では小噺で様子を見る、慣れた場所ではオリジナルネタを、と場合によって使い分けることもあるそうです。

銀瓶さんは鶴瓶師匠のこともよくネタにされるそうですが、師匠曰く「いつかは師匠ネタ卒業せなアカンで!」笑。
ちなみに、そんな鶴瓶師匠は「まくら」の宝庫だそう。

というわけで、今回学んだことを綴ります。
【営業にも使える!まくらの極意3つ!】

①長くなりすぎない。
まくらを長くしてしまうと肝心の演目が尺におさまりきれなくなってしまいます。料理で例えると、前菜が豪華すぎてメインディッシュの頃お腹いっぱいになってしまう状況は、避けたいところですよね。

②ウケすぎない。
まくらで盛り上がりすぎて、肝心な演目がイマイチになってしまうのは本末転倒です。ややウケくらいがちょうどいいとか。

③本当にあったことを話す。
まくらばなし以外でも、テレビで芸能人が話すエピソードや“滑らない話”のようなものは、個人的に(本当にあった話なのか、作り話なのか……?)と気になってしまうことがあります。銀瓶さんの場合は本当にあった話!自分の身に起こったことを発見する力と、面白おかしく話す力……プロの技には感服です。

そして、「人の不幸は蜜の味だから、手柄話より失敗談を話すべし!悲惨になるほど話のネタは増える!」との教えをいただきました。
自慢話よりも失敗談の方が聞く方も面白いし、親しみやすいですよね。
落語での「まくら」の話ですが、日常生活においても共通するところばかりです。笑いっぱなしではありながらも、とても勉強になりました。

最後に。特に印象に残っている、銀瓶さんが落語を初められたきっかけの話を。
元々タレントになりたかった銀瓶さん。テレビで活躍している鶴瓶師匠への憧れの気持ちから、入門されます。
師匠の書斎は、ほとんどが落語のレコード。「やはり師匠の芸の根底には落語があるのだ」と思った銀瓶さん。
しかし、よく見たら全てのレコードの封が切っていない!……師匠の許可を得て、片端から開いて聴いていくうちに、落語にハマっていったそうです。
「修行中、落語というきっかけを師匠にもらった。」と言う銀瓶さん。
面白くも深いエピソードに胸を打ちました。

他には、子供と大人ではウケ方が全然違うことや、演目の裏話などなど、面白い話のオンパレードでした。
すっかりほろ酔いになった客席のお客さん。
日本酒で頬が色づき、会場もあたたまったところで、気づけばあっという間に終了。
少しずつ秋らしくなってきた夜に、笑いあり学びありの楽しい華金でした。

Author:東成実

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