2019.05.29
月刊コマ送り01「六本木迷子」
4月末に一泊二日、所用で東京に滞在していた。
その所用というのが一日目の夜のみ。2日目はまるっと無計画。
で、思うわけです。「なにかおもしろいことないかな」と。
普段は基本的に自宅と会社とお酒のある場所にしかいない
圧倒的社会人ひきこもりスタイルの私ですが、
時々こうして思い出したように県外に飛ぶので
一部の人からはアクティブな人間だと思われているフシがある。
断じて違う。
とはいえ特に下調べもせずにふらふらするタイプなので
現地に到着してから「さて、どうしよう」ということになる。
あと「あんまり遠いところには行きたくないな」とか思う。
ということで、所用が六本木だったので
もうこの近辺でわちゃわちゃするか、ということにした。
腑抜け大学生だった時代は、東京にはいたものの、
六本木なんて怖くて頻繁に行けるような場所ではなかった。
所用の30分程前。
ずっと気になっていた「文喫」をちらっと覗いてみることに。
他とはちょっと違うぞという雰囲気を醸し出す書店。
エントランスまでは普通に入れるけど、 先に進む場合は入場料が必要。
平積みの本まで楽しい仕組みがあるらしいという噂を聞いたので
時間がたんまりあるときにゆっくり利用したいなーと思いつつ、 今は見るだけ。
そんな客にもならぬ私に優しく話しかけてくれた店員さん
「私も最初はここのお客さんだったんです」
「本当にとっっっても良い空間なんです」
「ぜひお時間あるときにまた来てくださいね」
なんてことを言われたので、
もうこれは文喫を堪能することをメインにした旅程を組む必要があ るかもしれない。
ちなみに所用はこちらでした。
【THE XXXXXX】1stワンマンライブ “MUSIC EXISTENCE”
感極まって泣いちゃうオトナ、最高。
そして翌日、
昼過ぎに大学時代の友人と会う約束をしたので
それまでの時間でいろいろと散策してみることに。
最寄りは乃木坂駅ですが、歩けるやん
ということでえっちらおっちら
国立新美術館の屋外にデザイナー吉岡徳仁さんの
「ガラスの茶室 – 光庵」が特別公開。
正直、詳しいことは知らんけど興味そそられたので見ておくことに。
「自然光のもとで変化する表情」
を楽しめるはずだったんだけど
霧雨の茶室、光らず。
そのまま歩いて東京ミッドタウンへ。
東京ミッドタウンの地下、STREET MUSIUMで
TOKYO MIDTOWN AWARD 2018 アートコンペ受賞者の展示があると
そのへんにあるチラシで知ったので
見てみようと地下に向かうも、 なかなか辿り着かず
迷いに迷って半泣きで到着。
これ好きだなーと思った作家さんが福岡出身の同世代で
静かに上昇していくテンション
この少しでも自分と共通点があると嬉しくなるのって
どういう心理なんでしょうね。
さらにミッドタウンの入口で見かけたポスターを頼りに
すぐ近くにある21_21の「ユーモアてん。/SENSE OF HUMOR」にも
足を伸ばしてみた(ここも道に迷ったけど迷いすぎなので割愛)
アートディレクター浅葉克己さんが
展覧会ディレクターをつとめているとのこと。
広告系の作品を除き全て撮影可
ということで気になったものたちがこちら
なにがどうユーモアなのかって捉え方で全く違うだろうけど
世界はただただ狭くてどこまでも広がっているんだなという感覚。
この後iPhoneの充電が突然尽きて
友人との待ち合わせに盛大に遅れることになりました。ごめん。
2週間後にまた同じ失敗をしたので
反省してモバイルバッテリー購入しました。
Author:こまき