2019.07.23
ガチンコ!ふりかえるアポロシアター01「岡田さんに聞いてみよう!」
令和とともにスタートした、OTM(大手門)発のアポロシアター。
6月19日(水)、コピーライター・CMプランナーの岡田賢さんをお迎えして、
初めての自主イベント「ガチンコ!アポロシアター」を開催しました。
語り手・岡田賢さん。
プロフィールはこちら。
問答のお相手は、業界のストーリーコレクター、上薗拓郎さん。
ハレムのユニフォームにて登板。
当日、岡田さんと上薗さんの問答は、19:00~20:30過ぎまでみっちり1時間半!!
岡田さんと言えばの「おしい!広島県」「楽天カードマン」「シャレトンシュワッ。」「夜の動物園」などの
制作秘話、撮影裏話を上薗さんが投げかければ、リアルなコメントで岡田さんが打ち返す。
表舞台ではベラベラ話せないトークをガチンコ!で…と掲げつつも、ゆるりと居心地いいアポロシアターっぽい空気の中で聞けるのがいいなあと。
あと、やっぱりナマで、ご本人を目の前にして聞けるっていいですよね。
岡田さんの思い出し笑いとか、ちょっとした照れとか、当時の頑張りが頭をよぎる様子とか。
デカイ会議場ではなく、アポロシアターみたいな場だからついこぼれちゃった的なナマの表情を、眺めるのもなんとも贅沢な時間。
めちゃ距離近いし。最後尾の席でもよー見えました。
岡田さんの作品についての解説は、これからもいろんな場所で聞けるかもしれないので、
ここでは、「楽天カードマン」に絞って、私が勝手に気になったコボレ話をすこし。
●ジョギングをしているので、ジョギングシューズのまま東京でのCM撮影に向かった。
スタジオで会った川平慈英さんが「ムムッ!アシックスですね!! 」と言ってくれたことが、40代最後の思い出。
●博多華丸さんが、アメトーーク!でリアルに「楽天カードマン」のCMのマネをしていて
なんかうれしかった。(私も見ました!そして今後のアメトーーク!も気になる…)
え? 岡田さん?
楽天カードマン眼鏡はれっきとした公式グッズ。
ちなみに視界はシャットアウト。何も見えなくなる眼鏡です。
●「楽天カードマン」のサウンドロゴは福岡のクリエイターさんがつくっている。
(他のサンプルを聞かせてもらったけど想像以上にサスペンス感があり、クスクスを抑えきれない)
●あの「楽天カードマン」のアイデアは「とにかく知名度をあげて!」のオーダーから生まれた。
みんな「思い出はプライスレス」みたいなのを求めていたけれど、楽天の広告を全部見ている某有名クリエイターが「これがいい!」と。
特別出演:リノベエステイトの水栓
さて、この日、リアルタイムで質疑応答も行ってみました。
その中にあった「メジャーなお仕事が多い岡田さんですが、なぜ東京に行かなかったのですか?」の質問には
「ビッグクラブの控えになるより、地方クラブのレギュラーがいい」と大好きなサッカーに例えて答えてくれました。
福岡の仕事はたしかに予算が少ない。でも自由にやれる雰囲気があり、
クリエイターが突き抜けることができる。だから福岡に残る価値があると考えているそうです。
問答&質疑応答が終了した後、岡田さんが脚本を手がけた熊本復興ドラマ「ともにすすむ サロン屋台村」を上映。
出身地・熊本へ気持ちの深さをひしひしと感じ、
そしてラストにはアポロシアターから、岡田さんへのプレゼント!!
お話の中にしばしば登場していた映画監督/映像ディレクター・
江口カンさんからの、サプライズ動画をお届け。
友情出演:江口カン監督
江口カンさんからは「岡田さんって、若いプランナーも驚くほどの数のプランを考えてくれるんだよね〜!」
「そう、数を出せばいいってわけじゃないけどね(笑)、数を出せばある時突然、ドピュッと、すごくいい案が出るんだ」なんてエピソードも。
なるほど。あの岡田さんも、休日返上で凡打の山を築いていたのか。
山を越えた先で、特大ホームランを打っていたのか!!
そんな事実を知れば、地味にコツコツ考える時間が、
俄然きらめいたものに(見えた気がした!!)。
あ、サッカーでなく、野球で例えてしまいました。
とにかく今回は岡田さんのおかげで、学生さんや若いクリエーターさんも多数参加してくださって、いい出会いもいっぱい。
大御所から若手の方々、ひとりひとりに声をかけてお礼を言っている岡田さんの姿も印象的でした。
ちなみに参加者のひとりだった大学生のT君はなんと、アポロデザインに週イチバイトにやってくるように。
やっぱり人とナマで合うっていいもんですね!
オマケ。
アフタートークでは、アポロ自家製カレーやOTM名物・アンデスの焼き鳥などでワイワイ。多様性のあるシーンが見られました。
初夏とカレー。
餃子とハマダ。と森さん。
輪の中心にいる上薗氏。